格安SIM最安値!通話かけ放題もある「b-mobile」

スマホ

スマホは非常に便利なツールであり、今となっては無くてはならない存在となっています。一方で、スマホの毎月の料金は安くなくかなりの負担となっています。

この記事では、格安スマホ事業者の中でもかなりリーズナブルなプランを出している 格安スマホのb-mobileのサービス内容と料金プランについて分かりやすく解説をしています。

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b-mobileとは

b-mobileは、1996年に設立され世界で初めてPHSを利用したMVNOの提供を開始した日本通信が提供している格安スマホサービスです。日本通信は、2008年からドコモの回線を利用したMVNOを開始しており、それ以降10年以上にわたってMVNOの提供を行っているMVNO提供事業者です。

b-mobileはドコモおよびソフトバンクの回線を利用した格安スマホサービスであり、通常のデータ通信+音声サービスはもちろんのこと、プリペイドサービスなど幅広いサービスプランが提供しています。

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プランの種類

b-mobileが提供しているプランをまとめてみました。

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見てのとおり、b-mobileは通常の格安スマホはもちろんのこと、それ以外にプリペイドプランを提供しています。通常の格安スマホは一度契約すると毎月の料金を支払うことでサービスを継続しますが、プリペイドの場合は10日間、21日間と期間限定で一時的に利用するような場合に利用するサービスです。

b-mobileが利用している回線は、ドコモとソフトバンクの2社です。ただし、同じプランであってもドコモの回線を利用する場合とソフトバンクの回線を利用する場合で料金が異なるので注意が必要です。

提供しているプランは、他の格安スマホ事業者が1GB、3GBなどデータ利用量に合わせて料金が設定されているプランを提供していることが多い中、b-mobileはドコモ、au、ソフトバンクのように利用したデータ量に従って料金が変動するプランが主なプランとなっています。従って、利用月によってデータ利用量が変動するようなケースにおいては、比較的効率よく利用することができます。

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プランの詳細

各プランの詳細を見てみましょう。

  1. b-mobile S 990ジャストフィットSIM
  2. b-mobile S 190 Pad SIM
  3. START SIM
  4. b-mobile S スマホ電話SIM
  5. 7GB プリペイドSIM
  6. VISITOR SIM

b–mobile S 990ジャストフィットSIM

このプランは、データ通信と音声サービスがセットになっているプランであり、プラン名が「ジャストフィット」となっているように、ユーザが利用したデータ量に合わせて料金が変動するプランです。このプランでは、ドコモの回線とソフトバンクの回線が利用できますが、それぞれで料金が異なっています。

各データ利用量の料金および通話料金の一覧は以下のとおりです。

見てのとおり、ドコモの料金の方が安くなっています。他の格安スマホ事業者でもそうですが、利用する回線によって料金が異なる理由は、その格安事業者がドコモ、au、ソフトバンクから借用する回線の利用料金が異なるからです。つまり、b-mobileではソフトバンクの回線借用料金がドコモからの借用料金よりも高い為、その金額差が料金にそのまま表れています。

他の格安スマホ事業者が3GBの利用で1,600円程度が平均となっている中で、1,290円で利用できるという安さは非常に魅力的です。また、ヘビーユーザにとっても15GBまで利用しても3,500円ちょっとと、こちらもかなりリーズナブルな金額です。

注意点としては、このプランには最低利用期間が設定されており最低でも5カ月間利用しなければならず、仮に5か月を満たさずに解約をした場合には8,000円の解約金が必要となるので注意が必要です。

b-mobile S 190 Pad SIM

このプランは、「b-mobile S 990ジャストフィットSIM」プラン同様にユーザが利用したデータ量に合わせて料金が変動するプランですが、音声サービスは無くデータ専用のプランとなります。このプランでもドコモ回線とソフトバンクの選択が可能ですが、どちらの回線を選択しても料金は同じです。

また、データ通信と合わせてSMSを利用したいユーザ向けにSMS付のプランもあります。

各プランの料金は以下のとおりです。

10GB利用しても2,000円ちょっとというリーズナブルな料金なので、スマホ端末がDSDS(Dual SIM Dual Standby)、つまりSIMカードが2枚入るような端末であれば、例えばドコモの一番安いプランに契約をして、データ通信はb-mobileのこのプランに契約をして利用するという使い方をすることで毎月の料金をかなり下げることができます。

START SIM

このプランでは、データ通信と音声サービスがセットになったプランであり、データ通信は毎月1.5GBまで利用可能となっています。データ通信料金は1.5GBの利用で1,380円であり、通話料は10円/30秒となっています。

「b-mobile S 990ジャストフィットSIM」の3GBプランが1,290円であり、「START SIM」では1.5GBしか利用できないにもかかわらず1,380円と高い金額になっています。これは「STAR SIM」プランには最低利用期間や解除料金が無いためです。従って、少しだけお試しで利用してみたいというユーザにとってはこの「START SIM」は良いプランです

b-mobile S スマホ電話SIM

このプランはソフトバンクのiPhoneをそのまま利用できるデータ通信と音声サービスがセットになったプランになります。通常、ドコモ、au、ソフトバンクの端末を格安スマホで利用する場合は、事前に端末のSIMロックを解除する必要がありますが、このプランに関してはソフトバンクのSIMロックを解除する必要はありません。iPhoneはiPhone5からiPhoneXSまで幅広くサポートされています。

このプランでは最低利用期間の設定が無いため、このプランを契約後に満足がいかなければ即解約することも可能です。

データ通信料金は、以下のとおりデータ利用量によって細かく分かれています。

このプランはソフトバンクのiPhone端末向けプランとなっていますが、「b-mobile S 990ジャストフィットSIM」でもドコモやソフトバンクのiPhoneの利用が可能です。従って、このプランを利用することのメリットは、最低利用期間が無いことくらいであり、5カ月以上の期間利用するのであれば「b-mobile S 990ジャストフィットSIM」を利用した方が良いでしょう。

7GB プリペイドSIM

このプランはプリペイド向けのデータ通信専用のプランであり、1か月で最大7GBまで利用なプランとなっています。このプランはプリペイドサービスであるため、契約手続きが簡素化されていることが大きなメリットとなります。また、仮に30日で7GBのデータを使いきってしまった場合には、利用可能データを追加で購入できるということもメリットの一つです。

料金プランは以下のとおりとなっています。

このプランは料金的なメリットはありませんが、最近はプリペイドサービスを提供している事業者がほとんどないため、一時的に短期間限定で利用を希望するユーザにとっては良いプランとなっています。

VISITOR SIM

このプランは海外から来日したユーザが利用するプリペイドサービスです。

主なプランは以下のとおりです。

インバウンド向けのプリペイドサービスなので、利用可能期間がかなり短くなっています。それでも、ローミングをしてデータ通信を行うよりは料金となっているので、インバウンドのユーザにとってはいいサービスでしょう。

ドコモのプランとの比較(サービス料金+端末料金)

b-mobileの料金は通信事業者であるドコモ、au、ソフトバンクと比較してどの程度安いのでしょうか。

以下は、b-mobileの「b-mobile S 990ジャストフィットSIM」プランとドコモの「ギガライト(2年契約)」の料金を比較したものです。

データ利用量の区分がb-mobileとドコモでは異なるので単純比較はできませんが、1GBでは1,990円、3GBでは2,690円、6GB利用した場合では、4,190円の料金差があります。

仮に毎月6GBデータを利用し続けた場合、年間で50,280円分b-mobileを利用した方がおトクになります。通信事業者はiPhoneをはじめ様々な高価なスマホ端末の購入費をサポートするプランがあり、例えばiPhoneにおいては最大で半額サポートするプランがあります。しかし、サービスプランで年間約50,000円の差分がありますので、例えば10万円する端末を購入したとしても1年間利用すれば通信事業者で利用するよりもおトクになるといえます。

スマホ料金を節約したい人にはおススメ、ただし品質は要チェック

毎月のスマホの利用料金をとりあえず安く抑えたいというユーザにとって、b-mobileは非常に良い選択肢の一つといえます。特にデータ利用量により毎月の利用料金が変動する「b-mobile S 990ジャストフィットSIM」では、データ利用料金が安いのとともに人気のiPhoneも利用できるので、とても使いやすいプランであるといえます。

一方で、格安スマホは通信事業者から設備の一部を借用して運用していることもあり、ユーザのアクセスが集中する時間帯においてはデータ通信の速度が極端に落ちてしまう場合があります。従って、品質に関係なくとにかく毎月のスマホ利用料金を安く抑えたいユーザは良いのですが、そうではなく通信品質を多少でも気にするユーザであれば、既存ユーザの口コミ情報を参考にしたり、または一度「b-mobile S 190 Pad SIM」プランの契約をして少し試してみるといいでしょう。