ウルトラギガモンスター+ 速度制限はあるのか?わかりやすく解説

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ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」は、ホームページや広告を見ると月々3,480円で50GBまで使い放題など非常に魅力的な宣伝文句になっていますが、実際には各種割引サービスに加入する必要があったり、2年以上継続利用が必要であったりと、利用の仕方によっては速度制限があったりなど、かなりの制約があります。

この記事では、ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」プランがどのようなプランであり、そして毎月の利用料金は現実的にいくらになるのか、テザリングは可能なのか、通信制限はあるのかなど、ユーザが気になる部分を解説しています。

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ウルトラギガモンスター+は50GBまで使い放題でSNSも無料

ウルトラギガモンスター+は、毎月50GBまで定額料金でデータ通信が可能なサービスです。また、これに加えて以下のSNSサービスに関してはデータ消費されずに無料で通信を行うことが可能です。

対象SMS

Youtube、AbemaTV、TVer、GYAO、Kurashiru、Hulu、スタディサプリ、スタディサプリEnglish、LINE、Twitter、Instagram、Facebook、TikTok

他の通信事業者でもSNS通信を無料にする料金プランはありますが、ウルトラギガモンスター+のように動画系のYoutube、AbemaTV、TVer、GYAOもデータ消費なしで利用できるというサービスは珍しいですね。

データ繰り越しなし、速度制限に注意!!

ウルトラギガモンスター+は毎月50GBまでデータ通信が定額で利用可能ですが、仮に1か月の利用が50GBに満たなかったとしても翌月への持越しはできません。また、50GBを超過した場合請求月末まで通信速度を送受信時最大128kbpsに低速化されるので注意が必要です。

毎月50GBまで利用可能な「ウルトラギガモンスター+」ですが、この50GBの範囲内であればテザリングで利用することも可能です。ただし、 一定期間内に著しく大量の通信を継続的に行い機械的な通信であるとソフトバンクが判断した場合は速度制限がされるので、使い方には注意が必要です。

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ウルトラギガモンスター+の料金は現実的には7,480円

ソフトバンクのホームページを見ると、ウルトラギガモンスター+は1か月3,480円で利用可能と表記されていますが、本当にこんなに安いのでしょうか?

引用:ソフトバンクホームページより

「ウルトラギガモンスター+」を毎月3,480円で利用するためにはいくつかの割引サービスに加入する必要があります。その割引サービスは以下の3つです。

  • 2年契約 :2年間の継続利用で基本使用料を割引
  • みんな家族割り(4人):家族割りサービスを4人以上で契約することによる割引
  • おうち割 光セット:指定の固定通信(ブロードバンド)を契約することによる割引
  • 1年おトク割:契約翌月から1,000円/月割り引き(1年間限定)

乗り換えBANK

以下のグラフは、ウルトラギガモンスター+において何も割り引きをしない場合と各種割り引きをした場合の料金を比較したものです。

「ウルトラギガモンスター+」で何も割引を適用しない場合(グラフ内のオレンジ)、毎月のデータ利用料金は10,180円になります。この料金は、なんと最安料金の3,480円より約65%高い料金、つまり倍以上の料金になります。そう考えるとかなり高いですね。

また、2年契約による割引を適用した場合(グラフ内のグリーン)、毎月のデータ利用料金は7,480円となります。この2年契約による割り引きにみんな家族割り(4人)(グラフ内のグレー)を適用した場合、毎月のデータ利用料金は5,480円となります。

更におうち割 光セット割り引きを適用すると4,480円となり、その上で1年おトク割が適用されると、ようやくソフトバンクのホームページに記載されている最安値3,480円になります。

2年契約による割り引きが2,700円、みんな家族割り(4人)による割り引きが2,000円、おうち割 光セットによる割り引きが1,000円、1年おトク割による割り引きが1,000円となり、結果最大で6,700円割り引きになります。

この割引料金をグラフにすると以下のようになります。

毎月の料金を3,480円にするためには、家族割りで4人の契約を行い、かつ指定のブロードバンド契約が必要となりますが、これらを満たすたことはかなりハードルが高く容易ではありません。また、1年おトク割りは1年間の限定割り引きとなっています。従って、ウルトラギガモンスター+の毎月の料金は、現実的には2年契約による割り引きのみの適用で7,480円となるユーザが大多数でしょう。

参考:auデータMAXプランNetflixパックはお得か?他プランと比較

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ヘビーユーザにお得な「ウルトラギガモンスター+」!

「ウルトラギガモンスター+」はお得なのかどうか。これとは別のプランでデータ通信利用量により段階的に料金があがる「ミニモンスター」というプランがありますが、「ウルトラギガモンスター+」と「ミニモンスター」ンを比較すると以下のとおりになります。

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比較してみると、結構意外な結果になりました。ミニモンスターは段階的に料金が上がっていくプランなので、5GBまではミニモンスターの利用料金の方が安かと思いましたが、結果としては2GB以上で+とミニモンスターの料金が同じになっています更に5GB以上となるとミニモンスターのデータ通信料金の方がウルトラギガモンスター+の料金よりも高くなっています。従って、毎月のデータ通信料金が確実に2GBを超えるソフトバンクユーザにとってはウルトラギガモンスター+を契約した方がお得になります。

他の通信事業者の場合、7GBのデータ通信量までは他の大容量データ定額サービスよりも安くなるのですが、ソフトバンクは2GBの段階で定額料金プランの方が料金的にもおトクとなっています。これまでの通信事業者は、インフラ投資を抑制しデータ通信量を制限する傾向にありましたが、ソフトバンクにいたっては、極力ユーザにデータ通信をさせるようなプランになっていることがわかります。

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今後5Gが始まった際には恐らくデータ通信無制限の定額サービスになると考えられますので、それに備えて今からユーザにデータ利用を促しているのでしょう。毎月50GBまで定額料金で利用可能であり、YouTubeを初め多数のSNSのデータ利用量がかからないというのは非常に魅力的なプランであり、ヘビーユーザなら間違いなくこのプランをお勧めできます

参考までに、このプランでの音声通話料は以下の3つのオプションから選択することが可能です。

  • 標準:追加料金なし(30秒ごとに20円)
  • 準定額オプション:追加500円/月(1回5分以内の国内通話が24時間かけ放題)
  • 定額オプション:追加1,500円/月 (国内通話24時間かけ放題)

参考:ミニモンスター – 毎月の料金は?ウルトラギガモンスター+と比較

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