新auピタットプラン – 各種割引ごとに料金シミュレーション –

auのスマホにはいくつか料金プランがありますが、そのうちのひとつである「新auピタットプラン」とはどのようなサービスであり毎月の利用料金はいったいいくらになるのか?auのホームページや広告などでは1,980円から利用可能と記載がされていますが、その料金で利用するためはどのような条件があるのか?
この記事では、auのホームページに掲載されている最安値で利用するために必要な条件や、各種割り引きごとに料金シミュレーションを行った結果を紹介しています。
データ利用量に応じて料金を3段階に分けた「新auピタットプラン」
「新auピタットプラン」は、データ利用量によって定額料金が2段階で上がっていくプランです。具体的には、データ利用量が1GB以下、1GB~4GB、4GB~7GBの3つに分かれており、毎月のデータ利用量が異なるユーザにとっては、データ利用量に合わせた料金設定により、利用量が少ない月の支払いを抑えることができます。
毎月1,980円で利用することはハードルが高い!?
auのホームページを見ると、以下のグラフのように1GB以下の利用であれば毎月2,000円以下の料金で済み、4GBまでは2,980円であり、7GBまでデータを利用した場合でも4,480円になるという記載があります。1か月のデータ利用量が4GBであってもデータ利用料が3,000円未満と非常に魅力的なプランになっています。このように「新auピタットプラン」はとても魅力的なプランであるように見えますが、本当にそうなのでしょうか?
「新auピタットプラン」で以下のように1GB以下の通信量で毎月1,980円、1GB~4GBの通信量で2,980円、4GB~7GBの通信量で4,480円で利用するためには、以下の3つの割り引きサービスに加入する必要があります。
- 2年契約:2年間の継続利用で基本使用料を割り引き
- 家族割プラス(3人):同居されているご家族の人数に応じた割り引き
- スマートバリュー:指定の固定通信(ブロードバンド)を契約することによる割り引き
各種割り引きの適用がない場合は意外と高い「新auピタットプラン」
では、実際に各種割り引きを受けない場合の金額はどのようになるのでしょうか?
下のグラフは、auがホームページで記載している最大限の割り引きが適用された料金と合わせて、割り引きを適用しないパターンを追加したグラフです。
「新auピタットプラン」で何も割り引きを適用しない場合(グラフ内のオレンジ)、1GB未満の利用で最大限の割り引きがある1,980円から4,480円に一気に跳ね上がります。そして、1GB~4GBの利用で5,980円、4GB~7GBの利用で7,480円とかなり高額になります。
仮に2年契約による割り引きを適用した場合(グラフ内のグリーン)、1GB以下の利用で2,980円、1GB~4GBの利用で4,980円、4GB~7GBの利用で5,480円となり、一気に料金が下がります。
つまり、auのホームページで紹介している「新auスマートバリュー」の料金は、2年契約による割り引きで1,500円が割り引きされ、更に家族割プラス3人以上契約うることで1,000円が割り引きされ、スマートバリューで500円(2GB以上利用時)の割り引きがされ、合計で最大で3,000円の割り引きされている料金が載っているのです。
データ利用料による料金比較
1GB未満のデータ利用量では、大多数のユーザが2,980円
データ利用量1GB未満、1GB~4GB、4GB~7GBで料金を比較してみました。 1GB未満の契約では、割り引きなしで4,480円、割り引きが最大限適用された場合はなんと55%割り引きの1,980円となります。しかし、家族割プラスに関しては、実際は一人暮らしの人や家族が既に他の通信事業者のスマホを利用している人の適用は難しく、大多数は2年契約による割り引きのみの適用となり2,980円になるのではないでしょうか。それでも、1GB以下の利用であれば、2年契約の割り引きだけでも1,500円の割り引き、つまり30%以上の割り引きになるので、これだけでもかなりお得ではあります。
1GB~4GBのデータ利用量では、大多数のユーザが4,480円
1GB~4GBのデータ利用量では、割り引きなしの場合は5,980円ですが、全て割り引きが適用されると最安値では2,980円で5割り引きの料金となります。しかしながら、1GBと同様に全ての割り引きを受けるためには家族割の適用は容易ではなく、さらにスマートバリューはブロードバンドの契約変更を伴うため、こちらもかなりハードルが高い割り引きサービスです。従って1GB同様に2年契約による割り引きのみの適用された4,480円(25%割り引き)が現実的であるといえます。
4GB~7GBのデータ利用量では、大多数のユーザが5,980円
4GB~47GBのデータ利用量では、割り引きなしの場合は5,980円ですが、全て割り引きが適用されると最安値では2,980円で40%強の割り引き料金となります。こちらも1GB~4GBと同様の理由により2年契約 による割り引きのみの適用された5,980円(25%割り引きき)が現実的であるといえます。
「新auピタットプラン」は4GB以下の利用であればお得
「新auピタットプラン」は本当にお得なのかどうか。これとは別のプランで「auフラットプラン7プラス」というプランがありますが、「auフラットプラン7プラス」と「新auピタットプラ」ンを比較すると以下のとおりになります。
見てのとおり、どの割り引きを利用しても4GBまでの利用であれば「新auピタットプラン」が安くなりますので、毎月4GBで収まるユーザにとっては「新auピタットプラン」がお得になります。ただし、「新auピタットプラン」はその名のとおり使った分だけの通信利用料金となるため、毎月4GBに収まらないユーザであっても毎月のデータ通信量に変動があるユーザにとってもこのプランはメリットがあります。4GB以上利用する場合は、他のプランを検討した方がいいですね。
参考までに、このプランでの音声通話料は30秒ごとに20円となりますが、通話が多いユーザ向けに以下のオプションを利用することも可能です。
- 通話定額ライト:1回5分以内の国内通話が24時間かけ放題 (700円/月)
- 通話定額:国内通話が24時間かけ放題 (1,700円/月)
参考:auフラットプラン7プラスとは – 各種料金割引きで比較 –