iPhone13シリーズを安く買うには?各社の価格を比較

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2021年9月15日、アップルよりiPhone13シリーズが発表され、それを受けて通信事業者各社はiPhone13シリーズの料金を発表しています。この記事では、iPhone13を安く手に入れる方法およびドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4社のiPhone13の価格に関して詳しく解説をしています。

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各社の割引サービス残価設定プログラムとは?

最近のスマホは非常に高機能となっていますが、iPhoneも例外ではありません。その為、スマホ本体価格が非常に高騰しており、iPhone13シリーズはアップルのサイトではSIMフリー版が86,800円からとなっています。一番安い端末で86,800円であり、iPhone13 Proになると122,800円からと更に価格が上がり、もはや簡単に買い替えることができる金額ではなくなっています。

通信事業者各社は、以前は新規加入者を増やすことや5Gといった新しいシステムへの移行を促すことを目的に端末を大幅に割り引いて販売していましたが、2019年の省令改正により、通常のスマホ端末は最大でも22,000円しか割り引くことができなくなってしまいました

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そこで、通信事業者各社はスマホ本体を少しでも割り引くために、新しい割引プランとして「残価設定プログラム」という方法を導入しています。これは、自動車業界では以前から導入されている方法で、ユーザが利用できる期間を限定して端末価格を安くするという方法です。

残価設定プログラムでは、ユーザはスマホを2年間(24ヶ月)限定で利用し、24ヶ月経過した際にはスマホ本体を通信事業者に返却します。24か月経過してもスマホ本体には中古品としての価値がある為、この価値を「残価」という形で金額で表します。

例えば、本体価格120,000円のスマホに24ヶ月の残価設定プログラムを適用したとします。24ヶ月後のスマホの価値、つまり中古としての価値(残価)が48,000円であったとすると、24ヶ月間での支払いは120,000円から48,000円を差引いた72,000円となります。

2021年9月現在では、通信事業者各社が提供している残価設定プログラムでは、24ヶ月後の満期が来た際に3つの選択肢が用意されています。1つ目は端末を通信事業者へ返却するという方法、2つ目は残価を一括払いしてスマホ本体を継続利用するという方法、3つ目は残価を分割払いにして支払いを継続してスマホ本体を継続利用するという方法です。なお、残価の支払いが完了した場合には、スマホ本体はユーザ自身のものとなり通信事業者へ返却をする必要はありません。

以下は本体価格120,000円、残価48,000円のスマホ端末を残価設定プログラムで購入した場合の支払イメージです。

このように、120,000円の高価なスマホ本体であっても、残価設定プログラムを利用することで毎月の支払額を抑えることができます。また、スマホ本体を2年に一度程度買い替えるユーザにとっては、本来の価格よりも大幅に割り引かれた価格でスマホ本体を買い替えることができるため、非常に良いプログラムとなっています。

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各社のiPhon13シリーズの価格は!?

iPhone13シリーズでは、iPhone13 Pro MAX、iPhone13 Pro、iPhone13、iPhone13 miniの4つの機種がありますが、これらの機種においてMNPで他社から移行して購入した場合の各社のスマホ本体価格について比較をしています。

ドコモのiPhone13シリーズの価格

まず初めにドコモのiPhone13シリーズの価格を見てみましょう。

ドコモのiPhone13シリーズの価格は、割引を適用しない場合にはアップルのSIMフリーよりも高くなりますが、ドコモは先ほど紹介した残価設定プログラム「いつでもカエドキプログラム」を導入しており、更に割引サービスである「5G WELCOME割」もあります

価格は以下のとおりです。

通常価格では、一番安いiPhone13 mini 128GB以外は全て100,000円を超え非常に高価となっていますが、5G WELCOME割で22,000円が割り引かれ、残価設定プログラムでかなりの金額が値引きされることでユーザが購入しやすい価格まで下がっています。例えばiPhone13 128GBであれば、すべての割引が適用された場合には34,232円となりますが、その場合の分割による月額は約1,426円となります。

auのiPhone13シリーズの価格

auもドコモ同様に残価設定プログラム「スマホトクするプログラム」を導入しており、更に割引サービスである「au Online Shop お特割」で22,000円を割り引いています

価格は以下のとおりです。

auもドコモ同様に残価設定プログラムと割引サービスにより端末本体価格がかなり安くなっています。

ソフトバンクのiPhone13シリーズの価格

ソフトバンクは、ドコモやauと同様に残価設定プログラム「トクするサポート+」を導入しています。更にオンライン限定で、かつメリハリプランもしくはメリハリ無制限プランを契約したユーザに限り、21,600円の割引があります

価格は以下のとおりです。

ソフトバンクは「トクするサポート+」プランと「【オンライン限定】web割」によりスマホ本体価格がかなり安くなっていますが、 「【オンライン限定】web割」 はメリハリプランやメリハリ無制限プランといった大容量プランのみが対象となっていることに注意が必要です。

楽天モバイルのiPhone13シリーズの価格

楽天モバイルは、ソフトバンクと同様に残価設定プログラム「iPhoneアップグレードプログラム」は導入していますが、割引サービスは行っていません。ただし、楽天モバイルは以前からMNPで他社から移行したユーザに対して20,000円分のポイント還元を行っており、これが継続される限り20,000ポイントが付与されます。 価格は以下のとおりです。

楽天モバイルの場合、割引サービスは無いものの通常価格を他社より抑え、かつ残価を高く設定することでユーザが支払う金額を安く抑えています。

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4社価格比較、ソフトバンクが一歩リードか?

それでは、4社の価格を比較してみましょう。 まず初めにiPhone13 Pro Maxです。

各種割引前の価格は各社でバラつきがあり、最大で50,000円近くの差額になっています。割引後の価格でも最大で約10,000円の差額がありますが、ソフトバンク(大容量プラン限定)が最安値となっています。

続いてiPhone13 Proの価格比較です。

iPhone13 ProもPro Max同様に割引前、割引後の価格に差がありますが、この機種もPro Max同様にソフトバンク(大容量プラン限定)が最安値となっています。

次はiPhone13の価格比較です。

iPhone13では、割引後価格では128GBと256GBで最安値はドコモ、512GBでは最安値はソフトバンク(大容量プラン限定)になっています。128GBでは3万円台から購入することが可能であり、ユーザが手を出しやすい価格帯になっています。

最後にiPhone13 miniの価格比較です。

iPhone13 miniでは、128GBはドコモが最安値で提供をしており、256GB、512GBではソフトバンク(大容量プラン)が最安値で、一番安い128GBでは3万円以下となっています。

これらは割引後の価格を比較していますが、割引後の価格は残価設定プログラムが適用された金額となっています。最終的に端末を自分のものにしたい、つまり残価を支払う予定のユーザは、通常のスマホ代金から各社の割引サービスを差引いた金額が最も安いものを選択した方が良いでしょう。今回の比較では、全体的にソフトバンクが最安値となっていましたが、繰り返しになりますが、ソフトバンクの最安値はメリハリプランもしくはメリハリ無制限プランの大容量プラン契約者のみが対象となっています。従って、毎月それほど多くデータを消費しないユーザは、他の通信事業者の方が安くなる可能性があります

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2019年10月以降、スマホ本体の大幅な値引きを行うことはできなくなりましたが、残価設定プログラムの導入により、ユーザは大きな負担をすることなくスマホを利用することができるようになりました。スマホ本体を頻繁に買い替えるユーザは、このプログラムを最大限活用してスマホを購入し、同じスマホを長い期間利用するユーザは残価設定プログラムに頼ることなく、各社の割引サービスを良く調べて端末を購入していくとよいでしょう。