2021年2月18日、ソフトバンクが新料金プランを発表しました。
ソフトバンクは、2020年12月にオンラインのみで受付やサポートに対応するデータ容量20GBプラン「Softbank on LINE」(のちにLINEMOに変更)を発表しましたが、2月18日の発表会では、この「Softbank on LINE」の正式ブランド名、新料金プラン、新サービスが発表されています。
LINEとのコラボレーションを全面に押した20GBプラン「LINEMO」
元々ソフトバンクは、20GBの料金プランについて以下の内容で発表をしていました。

今回の発表では、まず料金プラン(ブランド)名を「Softbank on LINE」から「LINEMO」に変更しています。また、通話料に関しては、当初はドコモのahamoと同じ5分以内の通話であれば無料で通話が可能というサービス内容にしていましたが、auの20GBプラン「povo」は通話料無料をなくして20GB 2,480円、無料通話はオプションとしてユーザが選択可能という内容でサービスを提供する予定であるため、ソフトバンクもauと同じ料金体系に変更しています。
今後、ドコモのahamoがauとソフトバンクの2社に追随するのかわかりませんが、現時点での各社の20GBプランは以下のようになっています。

「LINEMO」はLINEとのコラボレーションを全面に出したプランであり、LINEでのやりとりはデータを消費せず(データフリー)無料で利用することが可能となります。今回、ソフトバンクが5分以内の通話無料をオプションに変更しましたが、LINEの無料通話が使える為、通常の無料通話は不要というユーザの声があったことが要因の一つであるようです。
そして、今回新たにLINEスタンプが使い放題となる「LINEスタンププレミアム」もLINEMOのユーザであれば無料で利用することができるようになります。また、新規申し込みやサポート対応においてLINEを利用することが可能であるため、日頃使い慣れているLINEのユーザインタフェースを利用できるメリットもあります。
「ミニフィットプラン」も見直され、プランが選びやすく!
ソフトバンクの発表会ではLINEMOについての発表のみでしたが、同日、ソフトバンクの低容量プランについても報道発表が行われました。
ソフトバンクの低容量プランは、これまで「ミニフィットプラン」として提供されてきましたが、今回はこれが刷新され「ミニフィットプラン+」という形で提供されます。これまでの料金プランと新しい料金プランでは、以下のように変わります。

見てのとおり、新料金プラン「ミニフィットプラン+」では1GB~3GBまでのデータ容量に絞られ、4GB、5GBの料金設定が無くなりました。そして、1GB~3GBの料金はかなり値下げがされています。両プランをグラフで比較すると以下のようになります。

全体的に値下げがされていますが、特に3GBでは33%もの値下げが行われています。
もともとソフトバンクの料金プランは、以下のとおり各プランで整合性がとれておらず、「ミニフィットプラン」は小容量プランであるにもかかわらず2GB以上利用するとメリハリ無制限の方が安くなるというおかしな料金プランとなっていました。

今回、ミニフィットプラン+を発表したことにより、ソフトバンクの「ミニフィットプラン+」「メリハリ無制限」「LINEMO(Softbank on LINE)」とワイモバイルの「シンプルS」「シンプルM」「シンプルL」の位置づけが非常に明確になり、ユーザもプランを選びやすくなりました。
以下は、ソフトバンク、ワイモバイルの料金プランの比較です。
このラインナップであれば、以下のような選択肢になるでしょう。
プランや通信事業者を見直す良い機会
今回の料金プランの改訂でかなり料金が値下げされ、これに加えて家族割などのサービスを利用することで更に料金を下げることが可能です。スマホはライフラインとなり肌身離さず身に着けるものとなりましたが、同時にスマホによる毎月の固定費がかなりの負担になっているケースもあります。今回、ソフトバンクだけではなくドコモ、KDDI、楽天モバイル、そして多数の格安SIM事業者が料金プランを見直しているので、この機会に一度料金プランを見直し、必要に応じて通信事業者を変えてみては如何でしょうか。